CT検査について
CT(Computed Tomography:コンピューター断層撮影)検査は、X線を使用して身体の断面画像を撮影し、体内の臓器や骨などの状態を詳しく調べる検査です。
通常のレントゲン検査では重なって見える身体の内部を、断面画像として確認できることが特徴です。撮影した画像を、症状や診察所見、ほかの検査結果などと合わせて判断することで、病気の診断や治療方針の決定に役立てます。
CT検査で調べられる主な病気
CT検査は、尿路結石や腫瘍、炎症など、さまざまな病気の診断や状態の把握に役立ちます。血尿や背中・脇腹・腹部の痛みがある場合、超音波検査などで異常を指摘された場合に、原因を詳しく調べるために行うことがあります。
尿路結石・水腎症
腎臓や尿管などにできた結石の位置や大きさを確認します。また、尿の流れが妨げられて尿がたまり、腎臓の内部が広がる「水腎症」の有無や、その原因を調べる際にも役立ちます。
腎臓・尿路の腫瘍、泌尿器がん
腎臓や尿路に腫瘍が疑われる場合に、病変の有無や大きさ、周囲への広がりなどを調べます。また、泌尿器がんの転移の有無や、治療後の変化を確認する際にも用いられます。
CT検査の流れ
1診察・検査内容の確認
症状やこれまでの病歴、服用中の薬、ほかの検査結果などを確認し、撮影する部位や検査方法を判断します。検査の目的や注意点をご説明しますので、ご不安なことがあればお知らせください。
2検査の準備
撮影する部位に応じて、検査着への着替えや、画像に影響する金属類の取り外しをお願いする場合があります。スタッフの案内に従ってご準備ください。
3撮影
検査台に横になり、身体の位置を調整して撮影します。撮影中はできるだけ身体を動かさないようにしてください。
痛みがある方や、同じ姿勢を保つことが難しい方は、事前にスタッフへお知らせください。
4結果の説明・今後のご案内
撮影した画像を、症状やほかの検査結果と合わせて判断します。
結果をご説明する時期や方法は、検査内容や受診状況によって異なります。詳しくは受診時にご案内します。
医療機関の皆様へ
当院では、他の医療機関からのCT検査のご依頼を受け付けております。
CT検査をご希望の場合は、当院までお電話にてお問い合わせください。検査のご予約や受診方法などについて、スタッフがご案内いたします。
よくある質問
CT検査は痛みを伴いますか?
CT検査そのものは、X線を使用して身体の断面画像を撮影する検査のため、通常は痛みを伴いません。
ただし、造影剤を使用するCT検査では、点滴の針を刺す際に痛みを感じたり、造影剤の注入時に身体が一時的に温かく感じたりすることがあります。
検査中に痛みや気分不良などがみられた場合には、すぐにスタッフへお知らせください。
閉所が苦手なのですが、CT検査は受けられますか?
CT装置は短いリング状の構造で、両側が開いているため、MRI検査のような長いトンネル状の装置とは異なります。
また、CT検査は比較的短時間で撮影できるため、閉所が苦手な方でも多くの場合は検査を受けることができます。検査時間は一般的には5~15分程度です。
ただし、閉所に対する強い不安や恐怖がある方は、検査方法について事前にご説明しますので、予約時または検査前に医師・スタッフへお申し出ください。
妊娠中や妊娠の可能性がある場合でも、CT検査は受けられますか?
妊娠中の方や妊娠の可能性がある方は、検査前に必ず医師・スタッフへお知らせください。
CT検査はX線を使用するため、妊娠の時期や撮影する部位、検査の必要性などを確認し、実施するかどうかを慎重に判断します。必要に応じて、超音波検査など別の検査方法も検討します。
CT検査の前に飲食しても問題ありませんか?
CT検査前の飲食制限は、撮影する部位や検査内容などによって異なります。
食事制限が必要ないCT検査もありますが、検査内容によっては事前に食事を控えていただく場合があります。食事制限が必要な場合には、検査予約時にご案内しますので、そちらの指示に従ってください。
水分については、特別な指示がない場合には、水やお茶などを飲んでいただけます。
また、普段服用している薬についても、自己判断で中止せず、医師から指示がある場合にはそちらの指示に従ってください。
CT検査を受ける際の服装や持ち物に注意点はありますか?
できるだけ金属の飾りやファスナーなどが少ない、着替えやすい服装でお越しください。
撮影する部位に金属が重なると画像に影響することがあるため、検査着への着替えや、アクセサリー・ベルト・金属の付いた下着などの取り外しをお願いする場合があります。取り外しが必要なものは、検査前にスタッフがご案内します。
また、服用中の薬を確認できるよう、お薬手帳などをお持ちください。

