イボ(イボ除去)とは
イボは正式には疣贅と言い、大きくはウイルス感染によるものと、それ以外の良性皮膚腫瘍などに分けられます。
ウイルス性イボの中で最も代表的なものは尋常性疣贅で、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで手の指や足の裏に多く現れる特徴があります。一方、ウイルス以外が原因の代表的なイボとしては、一般的に老人性イボと言われる脂漏性角化症や首・脇・股にできる軟性線維腫(アクロコルドン)などが挙げられます。また、イボはできる場所や形状によって、足底疣贅や爪囲疣贅、扁平疣贅などとも呼ばれます。
イボの原因
最も代表的なイボは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で発生する尋常性疣贅です。主に手の指や足に多くでき、表面がザラザラと硬くなる特徴があります。また、ウイルス感染が原因のため、銭湯やプール、ジム、家族間のタオルの供用などによって他者へ感染する恐れがあります。
イボの検査
多くのイボは視診や触診によって確定診断できますが、病状が悪化している場合や悪性腫瘍の可能性がある場合には、ダーモスコピーや病理検査などを実施して更に詳しく状態を確認する必要があります。ダーモスコピーとは、ダーモスコープという特殊な顕微鏡を使ってイボ表面の状態を詳しく観察することができる検査です。病理検査を行う場合には、病変組織の一部を採取して顕微鏡等で詳しい状態を確認します。
イボ除去の治療
イボにはさまざまな種類があり、また患者さんの年齢や症状の程度、生活習慣も多様なため、当院では患者さん一人ひとりに対して最適な治療法を提案しています。以下は、主なイボの治療法となります。
冷凍凝固療法(保険適用)
冷凍凝固療法とは、マイナス196度の液体窒素によってイボを急速冷凍させて除去する保険適用の治療法です。主に尋常性疣贅に対して行われます(脂漏性角化症に行う場合もあります)。
炭酸ガスレーザー(自費診療)
炭酸ガスレーザーは、水分に吸収されやすいレーザー光をイボなどの病変部に照射することで比較的精度高く除去が可能とされています。再発を繰り返すイボやサイズの大きなイボの除去に効果的ですが、真皮層まで到達しているイボ治療の場合には稀に瘢痕や色素沈着を起こすことがあります。
特徴
- 照射精度が高く、周囲組織への影響を抑えながら処置を行える
- 治療とともに止血もできるため、出血が少ない処置が可能となる表皮のみの治療の場合は瘢痕や色素沈着のリスクは比較的低い
副作用
稀に瘢痕や色素沈着、赤み、内出血、ケロイド、テープかぶれなどの症状を起こすことがあります。
術後の注意点
治療後は1〜2週間ほどは、患部を軟膏とテープで保護する必要があります。また、患部に刺激を与えると再発や瘢痕を起こす恐れがあるため、患部を触らないことや外出時には紫外線対策を行うことが大切です。
費用
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部位 |
🔴🔴🔴円(税込み) |
よくある質問
イボは放置しても自然に消失しますか?
子どもの尋常性疣贅の場合は、治療せずに放置しても数か月〜数年で自然消失することがあります。しかし、大人になると自然消失することはほとんどなく、放置すると周囲に感染が拡大する恐れもあるため、できるだけ早めに皮膚科を受診して治療を行うことをおすすめしています。
イボは自分で取り除いても問題ないですか?
イボを自分で処理しようとすると、細菌感染を起こしたりイボのウイルスが周囲に広がって症状の悪化を招く恐れがあります。また、イボのように見えても、実際は別の疾患による症状のケースもあります。そのため、自己判断せずに必ず医療機関で取り除いてもらうようにしましょう。
イボの治療では痛みを伴いますか?
症状の程度や治療法によって異なりますが、冷凍凝固療法の場合は治療後数日間はジンジンとした痛みが残ることがあります。また、炭酸ガスレーザーの場合は麻酔処置をするために治療中の痛みはほとんどありませんが、治療当日〜翌日にヒリヒリとした痛みが残ることがあります。
痛みが苦手な場合には、事前に担当医までお申し出ください。
イボを除去したら瘢痕や色素沈着が残りますか?
通常のイボであれば、治療後に瘢痕や色素沈着を残すことはほとんどありません。ただし、イボのサイズが大きい場合や深い層まで到達している場合には、多少の瘢痕や色素沈着を残すことがあります。また、治療後に患部に触れたり紫外線の刺激に晒されると跡を残す恐れがあるため、注意が必要です。
イボは一度治療すれば再発しませんか?
尋常性疣贅といったウイルス性イボの場合には、イボそのものを取り除いても体内にウイルスが残留して再発を起こすことがあります。その場合には複数回に渡って治療を行う必要があります。
イボ治療の際に注意すべき点は何ですか?
患部を指で触ったり紫外線の刺激を受けると瘢痕や色素沈着を起こす恐れがあるため、注意しましょう。また、かさぶたになったら無理に剥がそうとせず、自然に剥がれるのを待ちましょう。
子どものイボは治療の必要がありますか?
子どもの場合には放置しても自然消失することがあるため、しばらく様子を見ても良いでしょう。一方、イボのサイズが大きくなったり数が増えた場合には、早めに皮膚科を受診して治療を行うことをおすすめしています。当院では子どもの場合でもできるだけ負担の少ない治療を行うことが可能なため、子どもに気になるイボができている場合にはお気軽にご相談ください。

